罷出申す

明治期の写真とか色見てましたら、方言集的なものを見かけまして。

改めてタイトルで検索したら、デジタルアーカイブに。

国会図書館デジタルコレクション、面白すぎ。(o)

載っていたのは、こちら。鹿児島市案内記

赤い線を引いたところ、左から高麗町、加治屋町、平之町。

高麗町と加治屋町の間を流れているのが、甲突川。

西郷どん一話で、小吉たちが鰻取りしていた場所ですね。

()

って、自分で思う。

市内の人間じゃないから、地理がイマイチで。

平之町の右下中ほどの見切れている辺りが鶴丸城です。

平之町は家老クラスとか上級藩士が住んでいたところらしい。なるほど、お城にすぐ駆け付けられる場所なんですね。

他にも地理や気候、汽車や船の料金等。

行政の歳入出と言った経済までザックリ載ってます。

最高気温31度で、雨量1900瓦ミリグラムか。

人口は約1万3000戸で6万3000人弱。

これでも10年前と比べると、かなり増えたらしいから、幕末明治初期は、もっと少なかったのかな。

と思ったら、むしろ多かった。()

他に面白いのが広告。

山形屋が載ってる!さすが!!明石家もだ!

宮原眼科も聞き覚えがあるようなってググったら、なぜか台湾が引っ掛かる。()

宮原武熊みやはらたけお、と読むらしい。日本のwikipediaにはなく、台湾のサイトにはある不思議。

なんとも歴史を感じる広告です。

ちなみに、別の宮眼科と記憶違いだった。(/)

で、で。

記事タイトルの罷出申す。

最後の方に、鹿児島語普通語の会話集()が載っているのですが。

めいやげもす。って、初めて聞いた。

その下の普通語訳も読めなかったし。()

罷出でまかずと読むらしい。

あと、ごあすごわすの使用はある。まあ、当然なんだけど。(;)

でも、確信したのがでを使わない。

おいどんは西郷でごあす。みたいな。

前から、これが一番の違和感だったわ。

抜き出した例は、こんな感じ。

きゅあ、まだっごあした今日はまだでしたお早ようございます

ごっそがごあはんご馳走がありません

ごよーごあすかご用ですか

散歩ごあした散歩でした

はい、ごあんがはい、ございます

あたしや、てそごあす私は、だるいですてそだるい、面倒

綺麗なこっごあすなぁ綺麗なことですねぇ

御量見ちげごあす御量見了見違いです

落度ごあす落ち度です

一方の藤崎藤村明治5生信州木曽の小説だと、〜でごわすって書き方も多いんですよね。読みやすいよう、砕いて書いてた可能性もあるけど。

でも、やっぱり関東辺りで馴染んでる〜でごわすって言い方は、やっぱり信州弁?辺りがルーツなんじゃないかなぁ。

藤崎藤村が生まれ育ったのは、中山道馬籠宿。その周辺で話されていたなら、九州の端っこの人間の言葉よりよほど聞く機会も多かったと思うんだけど。

うーん、いろいろ興味深い。

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